🍃公募展Plants🍃 後期作品のご紹介<2>




ONO*2F Space 公募展『Plants』後期出展者 2名とその作品をご紹介
まずは たかせちなつさんの銅版画作品から

 
この度の公募展 Plants ご案内状の表紙を飾った作品『Pease of maind』
ONO*Spaceに入って右手の縦長窓の中央に飾らせていただきました

ちなつさんは点描で表現された作品が多くあります
テキスタイルタッチの花々に囲まれHagする LOVEに溢れたプランツ作品♡

エッチング/手着彩
シート¥3,500 フレーム付¥6,500

◆◆◆
たかせちなつ プロフィール

嵯峨美術短期大学日本画科卒業。
アルバイトをしながら絵の制作を続けるうちに
得意なことが仕事にならないだろうかと考え
フリーのイラストレーターとして活動を始める。
後、雑誌、広告、書籍などの挿絵の仕事に携わる。
その傍ら銅版画、アクリル画、布小物などの自主制作に没頭。
個展やグループ展、イベントなどで作品を出品する。
.
制作はワクワクを軸に直感を原動力につくるプロセスを楽しむことを目的としています。
手染めブランド「someyaFIVE」のメンバーとしても活動中。
@chinatsutakase
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05292F Space左手に飾られた ちなつさんのコーナー
1番大きな作品は『A world of peace of mind 』
エッチング/手着彩
シート¥13,000
 フレーム付¥16,500


0525こちらもキュートなテキスタイルタッチのお花と鳥が全面に敷き詰められた
カラフルで華やぐ作品

花々が次々と開花する中を飛び抜けて行く羽ばたく鳥
観ていると楽しくてワクワクする幸せな気分になってきます

お部屋に飾るとお花を飾った様なフレッシュな明るさがプラスされそう

『Meet another self (馬と女性)』
エッチング/手着彩
シート¥9,000 フレーム付¥11,000


 たわわに実った果実の木の下 水辺の上 馬に乗った二人の女性は同一人物。
少し静けさも感じる中にざわざわと水の流れや風の自然音が聞こえてきそう

”誰でも二面性がある” ”他人から見た別の自分にも出会ってみたい”
”自分の中のもう一人の自分”
そんな気持ちを起こさせてくれる魅力的な作品
点描の繊細さ 女性の装う格子模様も素敵です

 『 Plants(くだものと女性)』
エッチング/手彩色
シート¥3,000 フレーム付¥5,500


公募展テーマにぴったりの印象の作品
裸婦がたわわに実ったキラキラのフルーツを手にとってとても幸福そう
爽やかで瑞々しい魅力の作品ですね✨

ガラスのアーチ棚のコーナーは陶芸作品も添えて展示くださいました

『Birth(お花)』
エッチング/手彩色
シート¥3,000 フレーム付¥5,500

symmetry・asymmetryなデザインの作品が何点かあります
大輪の花の中心に 愛が生まれるような
小さいながら力のこもった作品


『Circulation(2人の女性)』
エッチング/手彩色
フレーム付¥5,000

 こちらもその1つ
左右対称なデザイン 水を想わせる瑞々しい印象

生命力とエネルギーを感じます

こちらの2作品はそれぞれの銅版もお披露目されています 

『お花』
アクリル ¥8,000
0402『花瓶の花』
アクリル ¥8,000

アクリル画のミニフレームも2点出展されています
どちらも赤い花がポイントの癒される配色と風合い

ミニフレームと代表作のポストカードのコーナー。
ミニフレームは『星座とお花シリーズ』です

双子座 魚座 蠍座
獅子座 山羊座
お牡牛座 天秤座  

 全部で12種。自分のsign、好きな絵、
様々な選び方でお求めいただいています

エッチングミニフレーム/手彩色 ¥2,000    ポストカード¥150

Love・ Life ・ Eros ・Happiness ・Water ・ Sun そしてPlants

ちなつさんは 会期中 少人数制の版画ワークショップも開催されています
大変人気のため ご参加希望の方はお早めにご予約を☆ ご案内はこちらへ


 次は 村上祐子さんのバティック作品のご紹介です

 Atelier cenik 村上 祐子 Murakami Yuko
プロフィール

京都市生まれ 東京都在住
京都市立銅駝美術工芸高等学校.  京都精華大学にて日本画を学ぶ。
卒業後、 広告デザイン・POP・看板製作などの仕事に携わる。
2005年より中右絢子先生主宰 「Batik Tulis」 にてバティックを学び始め、
月一度のレッスンと自宅での制作を続け、4年に一度のペースで開催される
横浜大倉山記念館ギャラリーでの作品展に参加している。
バリ島・手描き・ネコを愛する。
趣味はバリ舞踊。

〜バティックへの想い〜

1993年インドネシアのバリ島へ旅をして以来、
自然・文化・人々に魅了され、渡航を重ねてきました。
染織好きの叔母とともにジャワ島へも渡り、現地のバティック工房を訪れ、
素晴らしい手仕事に初めて触れました。

ジョグジャカルタの街では、人々がバティックを腰に巻いたり肩に掛けるのは もちろん
赤ん坊を抱いたり、荷物を運んだりと、暮らしに息づく布の美しさに感動したことを覚えています。

趣味であるバリ舞踊ではバティックを腰に巻いてお稽古をするため、
私にとってはとても身近な布でもあります。

バティック制作は先生の手をお借りしないと完成出来ないまだまだ半人前ですが、
「いつか自作のバティックを巻いて踊ってみたい!」そんな想いを胸に
ゆるゆるコツコツと作り続けています。


『Kemben semen sinom   胸布 スメン シノム』
プリミシマコットン ナフトール染め

一番に目に入ってくるのは長いタペストリー作品

この度の村上さんのメイン作品と言ってもよい大作ですね
どれだけの時間を費やして制作されているのかと思うほど
細部に渡ったきめの細かい文様にうっとりします。

ジャワ島では古くから女性の胸を覆う布として用いられてきました。
今ではスレンダン(肩掛け)として使われています
Semen(スメン)という言葉には(芽吹く)という意味があり、
霊山・炎・船または水・鳥・ガルーダ・宝・王座・動物・
生命樹などのモチーフが植物とともに描かれています。

ヒンドゥー・ジャワ文化の世界観を表した模様だと言われています

バティックを施した布が使われていた土地では、その染め模様も布の用途も、
とても重要で
生活に欠かせない大切な存在であったことがわかりますね
村上さんは”バティック”という技法についてもわかりやすく解説してくださいました

〜バティックについて〜
バティックとは、インドネシアの伝統的な
ロウケツ染めの布のこと。日本では “ジャワ更紗” とも呼ばれています。
染めたくないところをロウで伏せることで、 柄や色を染め分けていきます。
花や鳥、幾何学模様、王宮にちなんだ文様など地方によって色合いや技法に特徴があります。

20-03-27-22-07-46-893_photo“たくさん” を意味するインドネシア語の Banyak と、
“点” を意味する Titik という言葉が一緒になり「Batik」になったと言われています。

バティックには、 手描き・チャップ (型押し) ・プリント・それぞれの コンビネーションがあり、
すべての点と線を手描きした一枚布は、熟練の職人たちによって長い年月をかけて
丁寧に仕上げられます。

見た目に美しいだけでなく、手に取り、 身に纏うことで、
その質感にうっとりするような心地よさを感じることができます。

バティックは2009年世界無形文化遺産に認定されました。

 

〜Plants〜

『Kembang jahe laos   クッション  しょうがの花』
プリミシマコットン ナフトール染め

伝統的なジャワ更紗には
植物が描かれたものがたくさんあります。
大胆に配置された草花、地紋のように描かれる蔦(つた)、山や樹々。
葉っぱや花びらに描かれる緻密な線や
点描によって生命感が表現されています。

『Kembang dempet   クッション  花々』
プリミシマコットン ナフトール染め

伸びやかな曲線、リズミカルな点々は描いていて楽しく、
草花の周りに現れる愛嬌ある鳥や蝶などの生き物は
見ていて飽きることがありません
ジャワ更紗の中の “Plants (植物)” の世界をお楽しみください

今回の公募展のテーマPlantsにぴったりのバティック文様。
その作品に加え会期
始まってから追加でお持ちいただいたのは
大きな花に飛び交う鳥のデザイン。綺麗な赤い染めが目を惹きます

 

『Kipas bunga burung  花と鳥』
シルク 草木染め(矢車・鉄媒染)

扇子に仕立てられた2作品。

草木染めの自然の温かな色合いと ふんわりとした 柔らかな風合い
優しい図案が和みます


『Kipas kenangan indah  美しい思い出』
シルク 草木染め(矢車・鉄媒染)

「友禅職人だった祖父の形見で持ち帰った着物の図案をヒントに華を描きました。
ロウ描きしていると祖父の仕事部屋に漂っていた蝋の香りが懐かしく思い出されます・・」

『Payung   日傘   オリジナル』
コットン ハンノール染め

こちらは傘に施されたバティックの作品


キャラメル色が何とも甘く優しい雰囲気。
四方円状の物に仕立てられると お花のようにキュートに見えますね
様々な文様を元に 今の日本の女性に違和感なく馴染みそうなデザインは流石です

 

 そして バティック技法の工程も展示いただいています

ロウで描く道具と
試し描き・試し染めの生地
その細かい作業をうかがい知る事ができます

【作業工程】

 「キャンバスは手のひらのみ!」
布を手のひらにのせ、 チャンティンという 道具に熱したロウを入れ 描いていきます。
気の遠くなるような作業は修行のようであり、夢中で描いていると我を忘れ瞑想しているかのよう…

インドネシアの自然溢れた風土も感じられ、また日本の魅力も相俟った
村上さんの じっくり大切に 時間と手間をかけた愛情あふれる作品。
手作業でしかできない温かみがあり、観た方も優しい笑顔になっていました。


 


ONO*Atelier &Space 第三回公募展「Plants(プランツ)」。
2020年 新型コロナウイルスによる感染予防のため 延期を余儀なくされ
ようやく再開させていただく事ができました。
始まってみると またもや緊急事態宣言が発令。
そんな中でも10名の出展者の皆さまにご協力いただいて
これまでより更に増して  大変魅力的な開催となりました。
何よりも 技法・素材・表現方法・活動方法やキャリアの見事に違う方々が
 1つの空間にそれぞれを引き立て合うように
相性とバランスの良いSpaceを作ってくださった事に
大変感激しています☆
皆さんの共通点を言うなら コツコツと小さな歩みを重ね、
長い気持ちを持って完成に近づけた 純粋で清潔感のある作品群であったと言う事、
何よりもPlantsへの愛情と作り上げることへの喜びがあふれている作品で
観る者までもが幸せな気持ちになってくるところでしょうか。
本当にありがとうございます
会期はあと10日余り。引き続きinstagramほか Onlineにてご紹介を続けて参りたいと思います
そしてSpaceでは引き続き時間ごとに換気を行い、感染対策に勤めさせていただきます😷
どうぞ楽しくPlantsをご覧いただけたら幸いです🍀

 

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<出展作家のご紹介>
ー  後期:5月27日〜6月27日 ー

Amakuni*Tobira たかぎのぶこ
(ラドール人形/イラストレーション)
Atelier cenik 村上 祐子 (バティック) 
たかせちなつ(銅版画 ほか)
トミタユウコ (コラージュ)
ゆめまろ(切り絵)

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 ONO*第3回  公募展  – Plants  –
4月28日(水)〜6月27日(日)
前期 :  4月28日〜5月23日
後期 :  5月27日〜6月27日

12:00~18:00  金曜日は14:00~18:30 月火定休
* 最終日は15:00まで


1F Space     

Glass Art Aoitori  煌めく夏のご褒美
5月27日(木)〜6月27日(日)

atelier subaco めざめの森の詩 うた  – 初夏編 –
–  6月27(日)(予定)

12:00~18:00 /金曜は14:00〜18:30/ 月火曜定休