2F Space Fan Teachers! 展 開催

 

IMG_3117のコピー春雨と春風。三寒四温の3月から いよいよ4月へ向かう京都です🌸

ONO*Spaceも今季スタートして1週間。寒い春雨の日もありますが、
毎日 様々なお客様が楽しくご覧くださっています。

2F Spaceでは「Fan Teachers! 〜Artを教える4人の女性展〜」開催中です🍃

今年で3回目となります先生展。教室を主催されている作家さんが自ら制作された力作をお披露目する展覧会です。今回の「Fan Teachers!」も素敵な作家先生がご参加くださいました🖼

連続参加くださっている則武千鶴さんの作品コーナーはふんわりと春らしい空気感。
則武先生は京都で絵画教室「アトリエ セン」を主催される色鉛筆作家さん。
今回の「Fan Teachers」展も、大作の花作品ほか小作品ふくめ7点をお持ちいただきました。

入り口正面に飾られた作品は『ベニバナヤマシャクヤク』
丸みのあるフォルムが特徴の芍薬。短命の花として知られ、花の命は3~4日ほど。
その数は減少傾向にあり京都府指定希少野生生物となっています。

白を基調とした花々の表現が見事な則武さん。
その中でも目を惹くのは 背景の銀箔が重厚さを感じる作品『ソメイヨシノ』。

染井吉野は 江戸時代に開発された日本産の裁判品種の桜は 最もよく知られ、”日本の桜”といえばこの品種を指す人も多い花。

今回は桜作品を3点お披露目されています。
色鉛筆とは思えない柔らかな質感の植物画を描かれます。
白いBOXフレームに収まったのは『キンキマメザクラ』と『エドヒガン』。
その名の通り、本州中部以西に生息する近畿豆桜は、萼筒が細長い直径2cmほどの花を咲かせる野生種。お彼岸時期に開花する江戸彼岸桜。額に膨らみがあり豆桜より少し大きな花を咲かせます。
白に近い薄紅色の自然の中に咲く姿は本当に美しい事でしょう。
すっきりとしたフレームに収められて、爽やかな山の空気を感じます。

『タムシバ』
しなやかな枝ぶりに白いコブシの様なモクレンの様な花をつけているのは
田虫葉という 早春の山に咲く低木の花。コブシよりも少し小さく萼も白い清楚な花
4月から山々を薄化粧するように開花する姿も見事でしょう。

則武先生の絵画教室 atelier Sen は、ONO*からほど近い京都市内の一室。
大人はもちろん、子供教室やオンラインレッスンも開催されています
年一回行われる生徒さんの絵画教室はONO*2F Spaceにて今年も9月に開催予定です。
atelier Sen 色鉛筆教室web

則武WS_04

4月12日 初心者向きの体験ワークショップを開催いただきます★
色鉛筆を使った事のない方も入門編として、作品を鑑賞しながら楽しくご参加いただけます
是非お気軽にお問合せ下さい🍀 *こちらのワークショップは満席となりました


 

Space左手は編み物作家 仁谷文代さんの作品コーナー。

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一際 目に飛び込んでくるのは 茜色のシェットランドレース 2作品。

 

自ら西洋茜で草木染めされた羊毛(原毛)を、紡毛機で手紡ぎし、

棒針編みで仕上がられた とても繊細で美しい模様の作品。

 

灯りがあたり壁にできた影の模様にも思わず見惚れてしまいます

 

木製のフレームに収まった作品はハートのモチーフが格子状にデザインされた温かな色彩。
羊毛を化学染めし、ガーターでブレンドしてそれぞれの色を作りあーがいる編みで制作されたそう。
観ていると心もハートマークになりそうですね♡


ガラスのアーチ棚にはタティングレースのアクセサリーや
4本〜6本の棒針を使用し編む繊細なクンストレースのモチーフ作品が並びます

可愛い網模様のベレー帽はかぎ針編みと棒針あみの2技法で3点ご提供いただきました

細い糸を巧みに編み込み 美しい模様が出来上がっている様は 観ているだけで惚れ惚れとします


是非 直に手に取ってご高覧ください



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今回のFan Teachers!展ではタティングレースでアクセサリーを作れるワークショップを開催くださいます⭐︎
*こちらのワークショップは満席となりました


 


中央のアーチ棚壁面には 魅力的な薔薇の絵が飾られました
仁谷さんのレース作品と色彩の相性よくホッと和むコーナーです

8430若紫と青い影、ブルーグリーンの色合わせが大人っぽい魅力
ほんのりピンク色の洋フレームが優しい仕上げの薔薇の絵『恋唄』は淺田ようこさんの水彩作品。
春というのに肌寒さを感じる今季に、癒される温もりのある風合いです。

昨年は公募展にご参加下さった淺田ようこ先生。
Spaceに上り正面にある白い壁面コーナーには 大小3点の水彩画をご覧いただけます。
優しい花々の香がただよってきそうなふんわりと心地よい空気感。

『淡い予感』
右手に飾られた正に淡い色彩の花作品。

絵具が水に馴染み溶けて ふんわりとぼかし、混ざり合い 生まれ出る美しい色彩には、
みずみずしく生き生きとした潤いを感じます。

『甘い香り』
正面には今展で最も大きな作品を飾っていただきました。
優しい華やかさがスペース全体を包みます。

淺田さんは京都在住。大阪でデッサンと水彩画を学んだ後、創作活動を始められ
2009年より京都・大阪で個展を 東京・名古屋ほかでは主にグループ展を開催。
現在はJWS日本透明水彩会の会員であり、水彩人 同人でもいらっしゃいます。
また、NHK文化センター京都・KBS京都放送カルチャーセンター・
絵画教室アトリエブランにて 水彩画講師も務められています。

季節の花や風景などを透明水彩絵具で描いています。
四季折々の自然の姿は魅力に溢れています。
水彩にはその時々に心を惹かれたモチーフを直ぐに描ける手軽さがあります。
一方でいざ初めてみると絵の具の扱いや表現方法も豊富で、
なかなか奥深いことに気付かされると思います。
水彩ならではの ぼかしやにじみ、また 混色や重ね塗りなどの技法があり、
透明水彩絵の具の特徴を活かした  爽やかな印象の作品作りを心がけています。

淺田ようこ instagram

『ビオラ』『My Cup』『召し上がれ』『ブルースター』
可愛いミニ額の作品もご提供いただきました


4月6日は 水彩のワークショップを開催くださいます

『春の花を水彩で描く』
ハガキサイズの水彩紙に小さな花を描いていただきます
ご用意したお花をハガキサイズの水彩紙に描きます。
えんぴつデッサンのあと講師と一緒に描きます。
作品は飾って頂けるようにマットにセットしてお渡しします。

講師:淺田ようこ
会費:¥2,000
持ちもの:現在お使いの水彩用具一式
(絵の具、パレット、筆2〜3本、タオル、えんぴつ等)」
水彩紙、筆洗は講師が準備たします


ただ今 、あと2席ございま(3月29日現在)
浅田先生の絵を鑑賞しながら水彩の手解きを受ける貴重なレッスン。
是非お気軽ご参加ください

 


 

最後は田島春美さんの作品をご紹介。
田島さんも長野から毎年『Fun T』に連続ご参加下さっているありがたい作家さんです

 

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『もみじの花咲く頃』『旅の夕暮れ』『くすぐる香りに♪』
京都の美術大学を卒業された田島さんは 大人になってからますます京都が大好きになったそう。展覧会の合間にお寺巡りをするのが楽しみの1つの様です。
京都の旅中の切り抜きを描かれたと想わせる2作。風情と空気感が伝わってきます。
 


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『くすぐる香りに♪』『色づく6月の』
自然に開花して実った春から初夏の植物たち
繊細な葉や茎の動きも見事です。

最後にご紹介はキュートな猫の表情がたまらない『おやつまだ?』
主を見るめる瞳が生き生きと表現されています

 

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4月19日 田島春美先生のONO*初ワークショップが開催されます☆
猫の絵を描かれた事を機会に開く事を考えたと言う『ネコちゃん塗り絵』
大人の塗り絵を是非お楽しみください♪

田島さんは長野県松本市にて「アトリエ色えんぴつギャラリー信濃教室」を開室
準備も片付けも簡単な油性色鉛筆で好きなものを描きながら色々なテクニックを身につけて頂いています。絵画初心者の方でも道具の使い方から形の捉え方、表現の仕方、構図など基本的なことから分かりやすく指導し、描く事を楽しんでいただけたらと思っています。

カルチャー講師のほか 通信講座も開講されています
月に1〜2回テキストとサインプルの写真を送付 それを仕上げて返送いただきます
お問い合わせ・ご質問は 田島春美さんの Facebook@アトリエ色えんぴつ まで


 


1F Spaceにも各先生の作品を数点ご紹介しています

8530中でも一際 目を惹く田島春美さんの新作『弾ける8月の』

8531白に赤い絵付け模様が魅力的な陶の花器に生けられた色とりどりのアスター。
色鉛筆で丁寧に丁寧に描かれています。



春らしい華やかで女性らしい絵画と刺繍の作品展。
先生方4人の共演4月20日まで。
お花見散歩のお帰りに、是非お立ち寄りください♪

 

Fun Teachers! Ⅲ 〜Artを教える女性の作品展〜 
2024年3月20日(水)〜4月20日(土)
12:00〜18:00  最終日15:00 月火休館  祝日はOPEN


<1F Space 同時開催>
ONO*anniversary exhibition
〜6人のアーティストからの贈り物〜
びわ湖淡水 Pearl アクセサリー展