秋分の日を境に ようやく暑さ和らぎ、二条通りもますます賑やかな人通りです。
1F Spaceでは atelier de nora(アトリエド ノラ) 刺繍作品展を開催中。
ONO*では2019年秋に開催いたしました『秋の野花』以来 今回で2回目の企画展、
そして 初めての個展となります。
atelier de nora 永谷愛子さんとONO*は、2018年に銀座のギャラリーカフェで開催された
店主 おのみちことの二人展『花と香』にご参加いただいたご事からのご縁。
その後 コロナ禍の状況を踏まえ、空間を開けておりましたが、
久方ぶりにお声をかけさせていただきました。
お忙しい中 快くご対応いただけて有り難いかぎり。
Space入ってまず目に留めていただけるのは この度一番大きな作品。
秋の七草をイメージした刺繍フレームです。
ナチュラルな木枠に入った刺繍作品 萩・桔梗・芒・撫子・藤袴・・・
色彩豊かに表現された秋の草花は、風に揺れる様に優しい動きで全面に埋め尽くされ、
作者のキュートな表情がうかがえます。
ナチュラルなリネン生地に 落ち着いた色合いの刺繍糸を組み合わされた
atelier de nora 独自の色彩は、なんとなく懐かしい空気感。
画面ぎっしりに詰め込まれた花々の刺しゅうがほどこされた
ブローチやポーチなどの小物は大変人気です。
Space中央の丸テーブルに置かれた こちらは 蓋に繊細な刺繍がほどこされた丸い小箱。
小箱は大小5点制作いただきました。
人気のブローチ。
ゴールドの台は鎖が通せるリング付き。
ペンダントにも出来る2wayになっています。
1本どりで刺された草花の刺繍は、刺繍とは思えない繊細な立体感と
花々が詰まった優しい華やかさが魅力です。
– entrance counter –
ガラス棚には丸いフープの作品を飾りました。
Welcome と刺された野端のリース。
来てくださる方々を そっと待ち受けています。
– showcase –
ガラスのショーケースには比較的小さめの作品が並びます
2019年に開催させていただいた時の作品から 魅力はそのままに
さらに繊細にクオリティが高まっていると感じる atelier de nora さんの新作たち。
丁寧な仕事ぶりと その数に(どこにそんなパワーが潜んで切るのか)と本当に驚きます。
お求めやすい価格に(何方にも楽しんでほしい)という作者の気持ちが伝わってきます。
ひとつびとつ、ひと針ひと針。小さな画面に咲く草花は
それぞれ違う色彩と種類。お気に入りを見つけてお持ち帰りいただきます。
木製棚には刺繍が施されたブローチ、ポーチ、カードケース、バレッタ、
ミニフレームなどをご案内。
『秋の七草 ススキ』
小さな画面に刺されている言葉は『嵐が丘』を生み出した
イギリスの小説家 エミリーブロンテのエッセイ。
「秋の樹々から舞い降い散る葉の1枚1枚が私にこの上ない幸せを告げる」
ステンドグラスのランプ、松ぼっくりと共にゆったりと ようやく訪れた秋の時間を味わう空間です。
リボンで纏められたブーケと秋風にそよぐ情景を感じるデザイン。
ほっと和む風合いの作品です。
会期スタートして 既に少なくなってきているスペースですが、フレームとパネル作品は
会期終盤まで展示させていただきます。是非直に作品をお楽しみください。
先日はポストカードを追加でお送りいただきました。
草花の刺繍作品をプリントした4柄。
しばらくお会いできなかった4年の間、毎年1冊のペースで出版された刺繍本。
出る度にONO*へお届けいただいた本は宝物。作品と一緒に飾らせていただきました。
是非手に取ってご覧ください。
10月21日(土)は atelier de nora 永谷愛子さん講師によるワークショップが開催されます。
予約はすでに満席となりました。定員いっぱいとなりました為、当日は少し密な状態となります。
入り口のほか窓を時開けて折換気し、空調と除菌を管理しつつ開催させていただきます。
なるべくお荷物を少なめにお越しいただけましたら幸いです。
関東で活動されているatelier de noraさん。京都ではかなり基調なレッスンです。
是非 楽しいひとときをお楽しみください♪
atelier de nora (アトリエ ド ノラ) Profile
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作家在廊/刺しゅうワークショップ 10月21日(土)