ONO*Spaceでは9月17日より 新しい展覧会がスタートしました
2F Spacedでは 太田健之さんの個展『花の絵』が開催中です
Spaceは淡く優しい色彩の草花絵で埋め尽くされました
まずは右手正面 白い壁に飾られたパネル作品をご紹介。
フレームに収まらず剥き出しの作品は直接絵の風合いをご覧いただけます。
日本画家として作品制作をされている中、
日々 日常や自然の風景をスケッチされている太田さん。
今回は花をテーマに透明水彩で描かれた作品をお披露目。
夏から秋にかけて開花する草花絵は 爽やかでほんの少し湿り気のある風の香を感じます。
大小サイズのパネル作品がランダムに掛けられ、その中でも目を魅くのは
お軸のような細長いタイプ。
縦に伸びる勢いや下に枝垂れる様子も感じ、洗練された魅力があります。
2Fに上がると一番に目に入る 正面に飾られたスクエア形の作品。
初夏から秋にかけて開花する奇麗な赤紫色の花バーノニア。
ほわほわと細長く儚げな花びらが筒状についた繊細な形を水彩で爽やかに表現されています。
天人菊とも呼ばれるキク科の花ガイラルディア。オレンジ色のかわいいお花畑。
日本画家でもある太田さんの水彩画は
奥ゆきや風通しの良い間を感じる構図にその背景がうかがえます。
モチーフのおおかたは 家内が庭で植えているものです。
寝巻きのままパネルを持って出て
そのまま描いたりしています。
四月、五月の早朝の まだ陽もあたらぬ時間に見る
わあと咲きたての小さな花たちの
お〜〜いいね〜 や
切り花にして食卓に在るときの
おっええ感じやん とか
単純な一瞬の高揚感を 絵にできればと思いました。
令和五年 太田健之
・
左手のコーナーは大衣サイズのフレーム作品が展示されています。
コスモス・あじさい・彼岸花。そして摘み取った花を花器にさして。
咲き誇る風景は光と風を感じ、花器の絵からはホッと和むひと時を想像します。
Space中央のアーチ棚には 優しく咲く白い花の絵が飾られています。
その場で観て、下描きなしで筆を置き描き出すという太田さんの作風。
庭で自然に生息している草花が生き生きと開花している様子が そのまま伝わってきます。
今回の個展ではポストカードの販売もされています(5枚セット¥500)
左手奥は 一変の空気感。ドライフラワーと落ち葉の作品コーナー。
昨年 開花を楽しまれた花や野草をドライにして1年後. 思い返す様に描かれた作品。
モノトーン基調の微妙な色彩 枯れ感のある風合いが心落ち着き、とても魅力的です。
落ち葉3連作は 時期ごとに色合いに変化をつけたとのこと。
観る人によって好きな葉の枯れ感や風合いが違うようです。
最後のご紹介は 1Fから階段壁面に飾られた ガラス瓶に刺されたオリーブ。
『花の絵』会期は10月1日まで その後はONO*企画による常設展示となります。
店主のつたない一眼レフでの撮影は水彩の微妙な色彩を伝えるに足りません。
是非 直にご高覧いただけると幸いです。
最終日は15:00までとなります
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