もう夏日が来たかと思ったら、台風のような春雨と、冬の様な肌寒い4月の後半となりましたね。
それでも 花や緑が生き生きと、美しい京都です。
花壇の花も強風に何とか負けず🍃
新しい企画展スタートを彩ってくれています🌷
自然をテーマにした今回の公募展。
snsと 店頭のみにて募集をさせていただき、8名の方にエントリーいただきました。
前期4名・後期4名。それぞれの技法で思いのままに自分が想う”- Natural – ナチュラル – ” を表現していただきました。
前期は ほのぼのと優しく、温かく・そして癒される作品空間となりました。
ONO*入り口の階段壁面で歓迎してくれるのは、田島春美さんの作品『Since that day』。
彼女の代表作といえる ポピー畑にいるキュートな女の子の絵をONO*へもご提供いただきました。
さぁ 2F ギャラリースペース。 第2回公募展会場入り口は、
仙洞御所の大きな杉の老大木の前には、芝の上をしっかりと根を張り、のびのびと広がる枝。
じっくりと時間をかけて描かれた、奥行きと躍動感を感じる絵です。
左手は こはるさんの作品コーナー。
搬入日は 東京から直接展示の為に京都まで来て下さいました。
秦 基博さんが好きという こはるさん。
秦さんの歌にイメージを広げて制作されたという4連作は、パステルと色鉛筆で。
何のために 咲いているのか
何のために 色づくのか
何のために 散りゆくのか
君に逢うために 生まれたんだ
優しく、ほのぼのとした表現の中に 切なさや 生命の愛おしさを感じる
彼女の人柄や世界感が伝わって来ます。
Space中央には 太田由美子さんのミニチュア作品のコーナーをご覧いただけます。
これまで様々なミニチュア個展を開催されている太田さんの ONO*公募展の為に制作された作品の数々です。
ONO*のSpaceにミニチュアオブジェが展示されるのは初めて。
アーチ状の硝子棚に並んだ ジオラマの小さな世界が出来上がりました。
ー 人が居なくなった後は、徐々に植物が包み込み
やがて何も無かったかのように緑に還る
プリチャチのように ー
そのような風景を、木、おが屑、ドライフラワー
アクリル絵の具等で作りました
「プリチャチ」は ウクライナの北にある 原子力発電事故により住民が避難し、現在は無人となっている都市です。都市には集合住宅や近代的な建物や病院・スタジアムやプール・文化会館・公園と様々な施設は 原発事故後にも放置され、30年経った今では廃墟となり木々が生い茂っているとのこと。
太田さんの作品は 人々の文化が自らが放った空調によって廃れ 廃墟になった後にも
自然は生き生きと生息し、人間の作った汚染にも負けず成長していく
そんなエネルギーと生命力を感じる自然への想いが込められているようです。
日頃 施設などの立体模型に携わる仕事をされている太田さん。
得意とする手法での ”自然 ” 表現はみごとですね☆
◇◇ 作品によせて ◇◇
花や野菜が奏でる様々な色彩や模様からは、熱いパワーをもらったり、優しく癒してもらったり‥。
それらを色鉛筆で辿りながら「私のいろんな大好き」はまた膨らんでいきます。
ご自宅で育てられたというミニトマトと唐辛子。ツヤツヤで生き生きとしていて瑞々しさが伝わってきます。
大きな画面に迫力を感じる作品は、全て色鉛筆にて描かれています。
こちらは薔薇の3連作「Rose Festival 」。
昨年の公募展「花」にも バラの連作をご提供くださった田島さんの新作です。
菱形のフレームに 正面から見た薔薇。
明るく鮮やかな色彩は見ていて気分も栄えてきます。
イラストレーターであり、長野で絵画教室を主宰されている田島さん。
出展作品をプリントしたポストカードの販売も。
お気に入りの作品を持ち帰れた気分になれますね🎶
日頃は こども・こころ・ことば に関わる仕事をしています。
15年くらい前‥でしたか、「ア!絵が描キタイ!」と思い立ち、
以来、色えんぴつ・水彩等で描いています。
昨年の公募展はテーマにそった「花」の優しい水彩画作品を出展して下さった北岡さん。
今回はまた印象の違う色鉛筆を使用しての力作揃いです。
神戸にお住まいの北岡さん 御影にある弓弦羽神社の小径にある満開の桜絵。
よくみると雀が所々に。
散歩する人々も 優しく温かく描かれています。
ご案内状に載せられた横長の風景画「水仙の咲き匂ふ」。
水仙畑の向うに観える山並みと水辺。まだ春先の空と空気。
「こんな所へ行ってみたい⭐︎」そんな気持ちになる場所ですね。
こちらもよく見ると中央に犬と猫が。
愛犬と愛猫が楽しく戯れる様子がほのぼのとし、ますます自分もそこへ居たくなってきます。
繊細で丁寧に描かれた母性を感じる作品です。
愛犬を描かれた爽やかな作品『五月の風』。
空を描いた『残照 Ⅲ』空気感と動く雲 陽の光の描写がすばらしいですね。
それぞれの表現で生み出された公募展『自然』前期の作品。
連休中も開館。是非 直にご高覧下さい。
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<前期 出展作家> ー 4月28日〜5月25日 ー
太田 由美子(ミニチュア)
北岡 美津子 (色鉛筆)
こはる(色鉛筆・パステル)
田島 春美 (色鉛筆)
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2F Space ONO*第2回 公募展 自然 – Natural –
4月28日(日)〜6月23日(日)
前期 : 4月28日〜5月25日
後期 : 5月31日〜6月23日
12:00~18:00 月火定休 ㊗️OPEN
* 各会期の最終日(5月25日/6月23日)は16:00まで
* 5月26日〜30日は 展示替え休館となります
1F Space 元橋みぎわ個展 陶器のアクセサリー
4月26日(金)〜5月26日(日)
12:00~18:00 最終日は16:00まで
月火曜定休・㊗️OPEN
*5月27日〜展示替え休館となります
*ご案内状中面の会期記載に、日付および曜日の誤りがございました。訂正にてお詫び申し上げます