10月の花・金木犀とセキレイ

10月の花・金木犀とセキレイ

寺町通の二条界隈は、秋の七草 藤袴(ふじばかま)の花で華やかです🌸

藤袴アベニュー一保堂さんの前も大きな苗鉢が飾られて奇麗。

 
藤袴アベニュー

絶滅寸前のこの花を守ろうと「御所藤袴の会」が企画した「藤袴(ふじばかま)アベニュー」。

平安時代の源氏物語にも登場する花は、京都府の絶滅寸前種に指定されているそうです。
寺町通では 昨日から丸太町通〜二条通の間およそ400mに約300鉢が並べられ、藤袴の花の香りに誘われてチョウやハチが飛び交う景色が見られます🌸
こんなに沢山の藤袴を見たのは初めて。皆さんも是非この機会に…☆ 本日夕方まで。

  ____________________

さて 今日ONO*でご紹介するのは 10月のカレンダー『金木犀とセキレイ』です。

ONO*十二ヶ月展一度コラージュしてみたいと思っていた金木犀。

  金木犀実家近くの公園に金木犀の大きな木があり、この季節になると甘い香りが立ちこめて
心地よい気分になります。

小学校の通学路にあった大きな金木犀の木。どこかしら香りがして、遊ぶ事に夢中だった子供の頃の、秋のひと時を思い出す。日常の風景にそっと寄り添っていて、時季が来るとそっと香りを放つ。
この香りがすると「あぁ秋だなぁ…」と思う。
映像もそうですが、香りで記憶が蘇る事ってありますよね。
金木犀は 私にとってはそんな、”秋の記憶の花”という印象です。

 
金木犀
大きな葉っぱ。鮮やかなオレンジ色と丸こくて可愛い花が魅力。

 
ONO*十二ヶ月展

<十月の花> 金木犀

秋に小さいオレンジ色の花が毬のようにかたまって咲かせる美しい花木。中国原産で日本へは江戸時代に渡来しました。心地よい香りを放つことが一番の特徴で、クチナシ、沈丁花と並ぶ三香木の一つ。金木犀の花を白ワインに漬け込んだ「桂花陳酒」は、楊貴妃も好んだといわれています。

ーーーーーーーーーーー

夏から秋、庭に時折やってくる野鳥  セキレイ。
白と黒のコントラストと、機敏でしなやかな小さい体が好きで、この鳥も「いつかコラージュにしたい」と思ってたモチーフ。今回はオレンジ色の10月のページに登場させました。
甘い香りに思わず誘われている様子です。

三香木に選ばれている金木犀。
このコラージュからは香りませんが、ゴールドのビーズで香りの放ちを表現しました。
10月が来た時 この頁をめくり、金木犀の記憶を辿っていただけたら…という思いです🍀

 

ONO*2F Space コラージュカレンダー展  十二ヶ月 

会期:2015年9月16日(水)〜12月27日(日)
Open 13:00〜19:00 Close 月・火曜定休 *10月12日(月祝日)はOPEN
ONO* ATELIER & SPACE http://ono-space.com