PUKU* 銅版画の魅力
夏日の続く京都。 今日はしっとり小雨☂かと思うと、時々晴天☀と、変わりやすいお天気です。
ONO*での PUKU*春のお出かけ布雑貨展 森 祐子さんの銅版画展は 5月21日まで開催です🌟
〜 作家在廊日のお知らせ〜 5月11・12・13日 15:00〜19:00 PUKU*アーティスト森 祐子(yuumo)さんがONO*にお越し下さいます。日頃は関東のアトリエにて制作をされている森さん。銅版画や雑貨作りのお話を聞ける貴重な機会です。是 非お立ち寄りください☆
*PUKU*さんの布雑貨には、絵本から飛び出した様なファンタジーな銅版画のアップリケが施されています。
もともとイラストレーターだった森さんならではの小気味良く生き生きと、それでいて繊細な描写で描かれた版画モチーフです。
本来 銅版画は、版画用の紙に刷り上げて額に入れて観賞するもの・・・
という印象ですが、こんな風に日常の生活小物の装飾として変身する事があるなんて☆
と、皆さんびっくりされています。
そして、「どうやって銅版画が仕上がるのかしら?」という想像も。
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一昨年の個展Blogでもご案内しましたが、PUKU*さんの制作の様子、今年も彼女のBlogで綴られています。その中からもう一度、こちらでもご紹介させていただきますね。
*PUKU*さんアトリエより
まず大切な絵のラフを作成されます。こちらは「ブレーメンの音楽隊」をイメージした作品の下絵。
見るだけでワクワクしてきますね🎶
文房堂製の銅版画インク。そして製菓用のヘラは柄の部分を外して使うそうです。
自ら描いたイラストを版にしていきます。銅版にニードルでひたすらコリコリと描く作業。
版が出来上がったらシルク布へ刷る作業です。
インクの色をそのまま使うことはほとんどなく、どの色も最低4色は混ぜて色を作ります。
インクを銅版の上に乗せています。
色と色との境目は隙間ができないようにヘラで細かく乗せていきます。
その後余計なインクを取るために、新聞紙や電話帳の紙などを版の上に乗せます。
その上から手で擦って、その紙を剥がしてインクを取ります。
5〜6回ぐらい「紙を乗せる→紙の上から手で擦る→紙を剥がす」を繰り返すと、こんな感じに余計なインクが取れます。
更に紙を版に乗せてインクを取ります。
次は小さく切ったロール紙でインクをこそげ落とします。
こちらがインクを詰めた状態の銅版。刻まれた線にはインクが残るので、
こんな感じに版にインクが詰まっています。
シルクや皮にプレス機で刷ります。
自ら手染めしたシルク布に いくつもの版を同時に刷り、ひとつずつ切り取ってバックなどの布雑貨用モチーフとして使用されます。
『ブレーメンはすぐそこに』 キレイに刷り上がりましたね🌟
思った色を出す為に何度も刷り直し、渋い赤・茶色・ゴールドのインクを使って。「昔のヨーロッパの児童書みたいな、2色刷りみたいな雰囲気に」という彼女の想い通り、趣きを感じる作品ですね。
布に刷り上がった うさぎの『ファンファーレ』。
シルクの地模様と相俟って温もりのある風合い。そしてとても可愛いですね♡
『猫とびっくり箱』も刷り上がりました🌟 猫の毛並みの細い線の中にもしっかりインクが詰まって表情豊かに表現されています。
組み合わされた上質な生地との相性がとても良く、違和感なくそこに馴染んでいますね。
森さんのセンスと、そして1つ1つきめ細かく愛情を込めている様子が伺える、
他にはない*PUKU*オリジナルのテイストが多くのユーザーに愛されている理由です✨
勢力的に作品を作り続けているPUKU*森祐子さんは、ユーザーさんの為に日々の制作風景・仕上がった製品をBlogやSNSに楽しく公開されています。興味を持たれた方は是非覗いてみてくださいね🎶
銅版画のことが綴られた*PUKU*さんのサイトはこちら
*作品の発送をご希望の方は ONO*Online Shop のコンタクトフォームへ ご希望作品・お名前・お送り先のご住所・ご連絡先(お電話番号・メールアドレス)を記載の上 ご連絡をお願いいたします。こちらからお支払い方法のご連絡メールをお送りし ご対応させていただきます。
春のお出かけ*布雑貨 / 森 祐子 銅版画展
4月20日(木)〜5月21日(日)13:00〜19:00
月・火曜定休 祝日はOPEN
雑貨アーティスト*Pukuのブランドの京都では2回目となる新作展。
銅版画で描いた布をインポート生地やレース・牛革などの贅沢な素材
と合わせ、1点づつ制作された絵本のようなバックや布雑貨たち。
そして、2F Sapceにて作者の森祐子さんが生み出す銅版画の世界を
ご堪能いただける、額装作品を展示いたします。