十二ヶ月展 1月 繭玉💠と酉🐔

 

“ONO*2F Space コラージュカレンダー展『十二ヶ月Ⅲ』 〜繭玉飾りと酉🐔・梅簪〜


コラージュカレンダー原画展「十二ヶ月Ⅲ」。会期は残り少なくなって参りました。
来年まで1週間あまりとなりましたね。  お忙しい中、カレンダーを求めて滑り込みでお越し下さる方もあったりと、何となく気忙しい時季突入です。

さて今日は1月カレンダー絵のご紹介です。


2F Spaceへの階段を上がり 1番に見えて来る作品。

 


来年の干支である酉と繭玉をイメージしたデザインは、まさにカレンダーの為に制作された作品。
濃淡や風合いの微妙に違う和紙を貼り合わせた 黒い尾羽が印象的。

 


 ベースには素朴な生成りのリネン生地を使用。赤い糸の端を隠さずポイントにしています。

金糸と刺繍糸、ビーズを貼り合わせた繭玉かざりは雪のイメージ。1月に降る、花の様な雪のつぶが繭玉かざりの様に見えた様子をコラージュで表現されています。

 


  これまでのカレンダーでは小さく登場していた鳥も この月は大きく表現された存在感のある鶏。赤い鶏冠と白と黒の羽、全て染め和紙を貼り合わせて立体的に。瞳には大きめのカットビーズを使用しています。

 

1月 <カレンダー解説 繭玉>_____
柳や水木の枝に、繭のように小さく丸めた餅や米粉団子をさした新年の飾り物。小正月、地方によっては初午に柱や床の間に飾ります。繭玉は農作物の豊作を予祝する餅花から発展し、養蚕と結びつき繭の豊収を祈願して作られました。今では正月の縁起物として、商家などでも飾られます。

 

 


 



2月の絵は 紅白の梅をモチーフにした簪(かんざし)です。

 


縮緬素材で出来た 可愛いつまみ細工の簪のイメージ。ウグイスも縮緬で作られた和小物のような雰囲気です。
桃色の麻生地に 染め和紙、刺繍糸、花芯、簪の差し込みには金糸を貼り合わせています。

 

3月 <カレンダー解説 梅>_____

奈良時代、遣隋使や遣唐使が中国から伝えたといわれる梅。平安時代になるまでは、花見で愛でる花といえば「梅」をさしていました。『万葉集』で桜を詠んだ歌が四十三首であるのに対し、梅を詠んだ歌は百十首。貴族の間では庭に梅を植えることが定番となっていたほどで、『万葉集』の頃は特に白梅がもてはやされていたのだそうです。_____


 1月と3月。 どちらも日本独自の風物として お部屋に飾っていただきたい。そんな気持ちで制作されたコラージュの作品です。2017年が皆さまにとって素敵な1年でありますように🍀

 

 

 


ONO*秋冬企画展 familia ~ファミリア~

2016年9月21日(水) – 12月31日(土)
13:00〜19:00 月・火曜定休

2F Space 秋冬展覧会  9月21日〜12月31日
おのみちこ 十二ヶ月– Ⅲ  ~コラージュカレンダーと原画展~

1F Space 秋の企画 11月2日水 – – 12月31日(土)
『Keiko Iwata ステンドグラス展– familia –』

秋冬の常設コーナー 9月21日 – 12月31日土
『mycetozoa 金糸のアクセサリー』
『Atelier Lächeln ハンドメイドキャンドル』